本日のトリビア / 2026.05.01

言葉

「なし崩し」は、実は…「うやむやにする」という意味では本来使えない!?

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ANSWER

本来は「少しずつ返済していく」こと

「なし崩し」の語源は「済し崩し(なしくずし)」。借金を「少しずつ済(な)していく=返済していく」ことを表す言葉で、本来は「物事を段階的に処理・解決していく」という中立的な意味を持っています。

現代では「なし崩し的に決まってしまった」のように、既成事実をじわじわと積み重ねてしまうネガティブな文脈で使われることがほとんどです。この用法は本来の意味から外れた誤用として、国語の専門家から長年指摘されています。

文化庁「国語に関する世論調査」(2006年)や『広辞苑』(岩波書店)でも、この誤用の広まりが確認されています。特に誤解されやすいのは「うやむやにする」「なかったことにする」という意味での使用で、正しくは「なし崩し的に既成事実化していく」が代表的な(本来から外れた)用法とされています。日本語の変化を象徴するような興味深い事例です。

出典: 文化庁「国語に関する世論調査」(2006年)、広辞苑第七版(岩波書店)

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