本日のトリビア / 2026.09.27

動物

秋の夜に鳴くコオロギは、顔の横に耳がある?

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ANSWER

音を聞く耳は、左右の前脚にある

秋の夜、草むらから聞こえるコオロギの声。鳴いている仲間の声を、コオロギ自身はどこで聞いているのでしょう。人間のように顔の横を探しても、耳は見つかりません。音を受け取る器官は、左右の前脚にあります。歩く脚に、聞くための仕組みも載っているのです。

前脚の曲がる関節の少し下には、小さな鼓膜があります。空気の振動がこの膜などに届き、体の中の感覚器へと伝わって、音として受け取られます。耳といっても人間のような外へ張り出した形ではなく、脚に組み込まれた小さな装置です。

鳴き声は、仲間同士のやりとりにも使われます。虫の体では、私たちが顔に集まっていると思う機能が、別の場所にあることも。ただし昆虫すべてが前脚で聞くわけではありません。今夜またコオロギの声が聞こえたら、草の間を歩く細い前脚にも耳がある、と想像してみてください。

出典: Scientific Reports / Schneider, Römer, Robillard and Schmidt「Hearing with exceptionally thin tympana: Ear morphology and tympanal membrane vibrations in eneopterine crickets」/浜松科学館 みらいーら「あなたの「耳」はどこにある? コオロギ・バッタの耳の話」/NSW Department of Education / Field of Mars EEC「Cricket fact sheet」 出典ページ

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TALKABLE POINT

秋の夜に鳴くコオロギ。耳も顔の横にある? 音を聞く耳は、左右の前脚にある。 前脚の小さな鼓膜が音の振動を受け取り、仲間の声を聞いている。